ダウンロードのグレーゾーンにメス!
著作権法が大きく変わり、エロにまつわるダウンロード周りにも変化が訪れています。
音楽、映像に限られていた違法ダウンロードが、令和3年1月1日から漫画や雑誌にまで範囲が広がったのです。
違法ダウンロードの変化

1.なぜ著作権法が改正されたの?
スマートフォンやタブレット端末で、音楽や映像、漫画、ゲーム、書籍・雑誌など様々なコンテンツを気軽に楽しめるようになりましたが、著作権者の許可なく違法にインターネット上に、そのようなコンテンツを公開し、多額の広告収入等を得る海賊版サイトの被害が極めて深刻となっています。2.どんな行為が違法となり規制の対象になるの?
インターネット上に違法にアップロードされたものだと知りながら侵害コンテンツのダウンロードを行う行為が、幅広く違法となります。これまで違法ダウンロードの規制対象は音楽と映像のみでしたが、今回の改正により、規制対象が、漫画、雑誌、小説、写真、論文、コンピュータープログラムなど全ての著作物に拡大されます。
また、正規版が有料で提供されている著作物に係る侵害コンテンツを反復・継続してダウンロードした場合には、刑事罰(2年以下の懲役または200万円以下の罰金(またはその両方))の対象にもなります。
ただし、今回の規制によって国民の正当な情報収集等を萎縮させないよう、侵害コンテンツをダウンロードした場合であっても、以下の事由に該当する場合は、違法化の対象から除外されます。
(1)スクリーンショットを行う際の違法画像等の写り込み
(2)数十頁で構成される漫画の1コマ〜数コマなど「軽微なもの」
(3)二次創作・パロディ
(4)著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情がある場合なお、権利者の許可なく著作物をインターネット上にアップロードする行為は、引用などの権利制限規定に該当するなどの場合を除き、既に違法とされており、刑事罰(10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその両方))の対象にもなっています。
引用元:政府広報オンライン
ん?これって今までと何が違うの?
と思う人もいるかと思うので一応解説しておきます。
大きく変わったのは2、のポイントから。
これまではザックリとした違法ダウンロード対象が明確化されて、

- 音楽
- 映像
- コンピュータープログラム
- 漫画
- 雑誌
- 小説
- 論文
と、このように違法ダウンロード自体が明確化されました。
漫画村などで無料で漫画が読める時代は終わりを告げたんですね!
また、大きく変わった点として二次製作品、いわゆる同人に対しても規制がかかりました。
二次創作やパロディのダウンロードの場合は?
原作を元にファンなどが新たに創作を行う「二次創作・パロディ」については、原作者の許諾なく二次創作者が違法にアップロードしたものであると知りながらダウンロードした場合であっても、違法とはなりません。
なお、二次創作者の創作した作品を、さらに第三者が違法にアップロードしている場合に、そのダウンロードを行う行為は、二次創作者の著作権を直接侵害するものであることから、違法となります。
引用元:政府広報オンライン
二次製作の同人誌や同人ゲームも、本人がアップロードを認めているもの以外の海賊版なら、ダウンロードは違法!

AV動画や漫画、同人のエロ漫画も今後違法ダウンロードすると、あなたも逮捕され罪に問われる時代が来たのです。
エロも非エロも、正式なコンテンツを楽しみ、製作したクリエイターに還元していきましょう!
ライター【スニッカー北村】
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