2月23日、タレントのテリー伊藤さんと多くのセクシー女優が銀座、有楽町でAV新法改正を求めるデモ行進を繰り広げた。
AV新法の施行に伴い、多くのAV女優が仕事を失っている現状に対する今回の講義の声。
このままでは消えてしまう?今回のこの騒動にフォーカスしました。
AV作品のリリースは減少傾向
2021年リリース本数 | 35,358 |
2021年リリース本数 | 30,982 |
引用元:2021年度ビデオソフト売り上げ総計
2022年度ビデオソフト売り上げ総計
AV新法はAV出演被害防止・救済法を求める会などの後押しを受け、2022年6月に成立・施行されました。
出演者の誤った出演(主に未成年など)を防ぐため「契約から1カ月間の撮影禁止、撮影終了から4カ月間の公表の禁止」を盛り込んだ内容。
AVメーカーは女優と契約し5ヶ月間は動画の発表ができないという、どうしてもAVのリリース頻度が落ちてしまうという事態に追い込まれています。
この法案により5000本ほどリリースが減ったように見えるAVですが、これは多くのセクシー女優に影響を与えているようです。
立ち上がったセクシー女優とテリー伊藤氏
22年に施行されたAV新法は、契約書の交付、契約から1カ月間の撮影禁止、撮影終了から4カ月間の公表の禁止などを義務化している。事情をよく理解しないままAV出演させられてしまうなどの被害の防止が目的だが、従来AVに携わっている出演者、制作者などからは弊害もあると改正を望む声が上がっていた。
テリーとともにデモに参加したセクシー女優の八ツ橋さい子(30)は「男性、女性を問わず、(デモ行進を)見ていただけて、やった意義がある。表現の自由、職業選択の自由からも、こういう法律が勝手にできてしまうのが問題」。最上は「元々、AV店さんで働いていた。AVがなくなると、出ていない人の仕事もなくなってしまう。一般の職業に就職したが適応できなくて、受け入れてくれたのがAV業界。恩返しをしたい。4年くらいやっているけど生きがいだし、存在意義を見いだしている。なくなってほしくない。だれかが声をあげなければ、何も変わらない。悪い方に行ってしまう」と話した。
主催した「AV産業の適正化を考える会」の発起人でAV監督の二村ヒトシ氏(59)は「AV男優から入って35年くらいたちます。スタジオの中でエッチなことをするのが仕事なのに、昼間に銀座の真ん中でデモをするなんて。普段は女優の裸を届けているのに。これは人権の問題。AVを楽しんでくださっている方も、関係ないと思っている方も、1人1人の人間の尊厳を守ること、ある日突然収入を奪われた、そこを理解してほしい」と訴えた。
引用元:YAHOOニュース
この契約書の交付、契約から1カ月間の撮影禁止、撮影終了から4カ月間の公表の禁止を含むAV新法は、現在企画単体女優という不定期に様々なAVメーカーと契約しAVをリリースする形態をとっている女優たちは大きな影響を受けている。
例えば乱交系の作品でスポット出演するようなセクシー女優さんは毎回そのメーカーから月ごとに出演が確約されているわけではなく、前述の作品自体の減少傾向もあり多くの女優たちの収入が減ってしまっている。
彼女達企画単体女優の中でも人気知名度ともに高い松本いちかさんや東條なつさん、北野未奈は企画単体女優から複数のメーカーと契約する新しい契約方式でリリース頻度はそこまで落ちていませんが、知名度のない企画単体のAV女優たちは仕事を減らす事態に陥っている。
アイドル女優が出演する作品ばかりでユーザーが満足するのなら良いのだが、マジックミラー号やSOD女子社員、家まで送ってイイですか?やナンパ系の作品は企画単体女優の出演が必須。
こういったこれまでのAVを形作った名作のリリース頻度が落ちてしまっているのだから、AVユーザーとしても他人事ではありません。
まとめ
AV消滅の危機であるこのAV新法。
職を失っていくキカタン女優のためにもある程度の緩和が欲しいところです。
ライター【スニッカー北村】
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