進歩していく技術「ディープフェイク」
簡単に作成できる「AIによる顔すげ替え動画」の技術は、アメリカでついに一般人同士の争いに用いられてしまうまでになりました。
娘のライバル蹴落とすためディープフェイクでわいせつエロ動画作成の母親逮捕
米ペンシルヴェニア州在住の母親がディープフェイク技術を使い、娘が所属するチアリーディングのチームメイトのわいせつな画像や動画を作成したとして、複数の嫌がらせの罪で逮捕・訴追された。娘のライバルをチームから追い出すためだったという。
引用元:BBC NEWS
ペンシルバニア州のラファエラ・スポーンという女性。
あろうことか、娘の参加するチアリーディングチーム「Victory Vipers」チームメイトの裸で酒池肉林の現場をディープフェイクで撮影した模様。
でも、よくよく考えると裸で飲酒したり喫煙するとか非日常的なシーンをディープフェイクに選ぶとかよっぽど娘のライバルを蹴落としてやりたかったんですね。
スポーツの健全なイメージをセックス動画のディープフェイクでは崩せないと思ったのでしょうか。
娘はこの一連の事態を何も知らされておらず、母親の逮捕も寝耳に水だったみたい。
ディープフェイク技術に中国当局も注目。アリババ・テンセントなどと協議
[北京 18日 ロイター] – 中国サイバースペース管理局は18日、同局が公安部とともに、「ディープフェイク」技術がはらむ問題について、電子商取引大手アリババ・グループや騰訊控股(テンセント・ホールディングス)など国内のテクノロジー企業11社と協議したことを明らかにした。
サイバースペース管理局の声明によると、動画投稿アプリ大手の快手科技、傘下に動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を持つ北京字節跳動科技(バイトダンス)、スマートフォンメーカーの小米(シャオミ)も会合に参加した。
声明は「社会を動かし得る」ような新しい機能、情報サービスを追加する場合には「独自のセキュリティー評価」を行い、政府にも報告書を提出するよう求めたとしている。
引用元:Reuters
LINEの個人情報流出が起きたばかりの中国。
今回はアリババやTikTokのバイトダンスなど中国国内大手ITとこぞってディープフェイク技術に注目している様子。
LINEの個人情報流出問題でも取り上げられましたが、中国政府は国内企業に命令すれば内部情報を開示できます。
ディープフェイク技術を取り扱うようになれば、LINEやTikTokの情報を勝手に改竄して政治的な策略に使ってしまうのかも?
私は菅総理のセックス動画なんて見たくないので、ぜひともそんなディープフェイク技術の悪用は控えていただきたいですね。
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